東大阪青年経営研究会では、様々な分科会活動が行われていますがその一つである
SDGs分科会、またの名を「東大阪でサステナブル経営をする会」メンバーで
徳島県上勝町ゼロ・ウェイストセンターを訪れ、研修を行いました。
徳島県上勝町は、全国でも珍しい「ゼロ・ウェイスト宣言」を行った町です。
ゼロ・ウェイストとは、「どうしても燃やさなければいけないゴミ」もしくは
「どうしても埋めなくてはならないゴミ」をゼロにし、リサイクル率100%を目指す
試みです。
上勝町の住民の方々はこちらのゼロ・ウェイストセンターまでゴミを運び、
自らの手でなんと45種類にゴミを分別しておられます。
現在の上勝町のリサイクル率は80%を超えているそうです。
また、こちらのゼロ・ウェイストセンターの建物もほとんどが住民の方々からの
廃棄の品や不要になったモノで出来ており、外観に使用されている様々な窓枠には
目を奪われます。
また、ホテルのレセプションの隣には「くるくるショップ」と呼ばれるお店があり、
町民の皆さんから出た、「もういらないけどまだ使えるもの」を陳列。
数々のちょっとレトロで懐かしい食器や洋服などの品々が次の引き取り手を待っています。
私たちはこちらに隣接するHOTEL WHYで一泊し、翌朝には自分たちの部屋から出たごみを
実際に分別する体験も行いました。また、チェックイン時には各部屋で使用するだけの
石鹸を切り分ける体験も。一泊で、3人だとどのぐらいの石鹸を使うことになるのか?
真剣に考えながら切り分けました。
改めてリサイクルとは?ゴミとは?そして、私たち一人一人に出来ることは何なのか、
それをすることにどんな意味があるのかなど、普段何気なく過ごしている中で
なかなか思いが及ばない事柄に目を向ける良い機会となりました。
充実した、素晴らしい時間を上勝町で過ごすことが出来ました!